こんにちは、あくつです。
今回は、クリニック経営において避けては通れない季節性と集患の密接な関係について、私の持論を展開します。
実は、時期によって集患の効率は3倍から10倍も変わるのが現実です。
多くの院長先生が「今は忙しいから」「今は暇だから」という感覚だけで動いてしまいがちですが、データに基づいた正確な仕込みができているかどうかで、年間の売上には天と地ほどの差が開きます。

11月から2月が「集患のゴールデンタイム」である理由
クリニックが最も集患しやすい時期は、間違いなく11月から2月です。
内科を例に挙げると、この時期は寒さと乾燥により風邪やインフルエンザなどの感染症が爆発的に流行します。
当然、発熱患者が増えるため、医療需要には強烈なブーストがかかります。
需要が増えるなら、広告の競合も増えて効率が悪くなりませんか?
代表:阿久津そこがWeb広告の面白いところです。確かに競合は増えますが、それ以上に今すぐなんとかしたい層の母数が圧倒的に増えるんですよ。
私が推奨しているのは、このピーク時に向けて予約ボタンを押す層のデータを事前に蓄積しておく設計です。
GoogleのAIに「どの層が予約しやすいか」を学習させておけば、無駄なクリックを避け、効率的にターゲットへ広告を表示させることができます。
この準備ができているクリニックが、冬のボーナスタイムを独占できる仕組みになっています。
11月に入ってから慌てて準備を始めても、AIの機械学習が完了する頃にはピークが過ぎ去ってしまうため、秋口には仕込みを終えておくのが私の鉄則です。


成果が10倍変わる!驚異の獲得単価
季節によって集患の数字がどれほど劇的に変わるのか、私の手元のデータをもとに解説します。
結論から言うと、集患効率は3倍から10倍の幅で変動します。
例えば、通常時の獲得単価(CPA)が1,500円のクリニックでも、ピーク時の11月から2月になれば、一気に200円程度まで下がることがあります。
200円ですか!? それは凄まじいチャンスですね。



圧倒的な検索ボリュームがあるからこそ成し遂げられる数字です。
ちゃんと効果測定を行っている広告であれば、この時期は出せば出すほど患者さんが来るという状態になります。
ここで大切なのは、現場の受け入れ態勢、特にWeb予約枠の管理です。
せっかく広告で人を呼んでも、予約カレンダーがバツ印ばかりでは患者さんは他へ流れてしまいます。受け入れ可能な範囲で予約枠をしっかり開放しておくことが、このチャンスを最大限に活かす秘訣です。


集患しにくい「5月から8月」をどう乗り切るか
一方で、どうしても需要が落ち込む魔の期間が存在します。それが5月から8月です。
大きなイベントや季節性疾患が少ないため、連休を過ぎたあたりから内科的な需要はガクンと落ち込みます。



毎年この時期に不安になる先生も多いですが、これはある種、仕方のない自然な波です。
だからといって広告を止めてしまうのは、経営上の大きなリスクになります。
なぜなら、閑散期こそユーザーデータを貯め続ける重要な期間だからです。
一年中発生する「今すぐ助けてほしい」という個別の需要に対して確実に広告を当て、データを蓄積しておくことが、冬の爆発力に直結します。
2025年にインフルエンザが大流行した際も、この時期に淡々と運用を続けていたクリニックだけが、波が来た瞬間に過去最高売上を叩き出すことができました。


スポット需要を埋める「雇用時健診」と「LINE」の戦略
5月から8月の閑散期を埋めるためには、内科需要以外の柱を立てるのが賢い選択です。
私がおすすめしているのは、4月と9月の健診需要の獲得です。
特に転職や就職に伴う雇用時健診は、12月から4月、そして中途採用が増える9月にも大きな需要が発生します。



内科需要が減る分を、健診需要でカバーする戦略が非常に有効です。
さらに、ここで大活躍するのがLINE公式アカウントです。
ホームページは患者さんが見に来るのを待つ受動的な媒体ですが、LINEは情報を直接手元に届ける能動的な媒体です。
9月頃からインフルエンザワクチンの価格設定を済ませ、LINEで「来月からワクチン始まります」と配信する。
これだけで患者さんの脳内に自院の情報を植え付けることができ、他院への流出を防ぐ強力な武器になります。


広告予算は「増減させない」のが鉄則
経営的に苦しい時期、あるいは忙しすぎる時期に予算を調整したくなる気持ちは分かりますが、私はあえて予算据え置きを推奨しています。
Web広告のAIは、一定の予算内で最適なユーザーを探すように学習しているため、急に予算を減らすと優良なターゲット層を逃してしまうからです。
ピーク時だけ予算をドカンと上げるのはどうですか?



急激な増額は、AIが無理やりキーワードを広げてしまい、獲得単価の暴走を招く恐れがあります。
予算を上げるのであれば、段階的に10万円、20万円と様子を見ながら調整すべきです。
単発の1ヶ月ではなく、半年から一年の長期スパンで予算を組む。
「今はデータを貯める時期」「今は刈り取る時期」という長期的な視点を持つことが、広告運用を成功させる鍵となります。


結論。いつ準備を始めるのがベストか?
結局、何月に準備を始めるのが一番いいんでしょうか?



答えは、今すぐです。この記事を見た瞬間に動くべきです。
Web広告は早く始めた分だけ、データという資産が蓄積されます。たとえ今が閑散期であっても、そこで貯めたデータが将来の爆発的な売上を作ってくれます。
12月25日に相談を受けて、元旦からの集客で1日80人の大行列を作った実績もありますが、それはスピード感を持って動いたからです。
SEOでは不可能なこの即効性を活かし、次のピークに向けて今から仕込みを開始しましょう。
今後も、データに基づいた本音の集患戦略を発信していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。









