【要注意!】クリニックのSEO業者選びで失敗しない!「放置型業者」を見抜くポイントとは?

クリニックの集患において、今やホームページのSEO対策は欠かせません。しかし、「業者に任せれば勝手にアクセスが増えるだろう」と思っていませんか? 残念ながら、中には依頼を受けても実際には何もしてくれない、いわゆる「放置型SEO業者」も存在します。

今回の記事では、そんな放置型業者の実態と、先生のクリニックの集患を成功させるための正しい業者選びについて解説します。

目次

「放置型SEO業者」とは?なぜ危険なのか?

 動画でも解説しています。

SEOを業者に任せているのに、蓋を開けてみたらアクセスが増えない、何もしてくれていない、という状況が頻繁に起こっています。これは「放置型SEO業者」による問題です。

彼らは依頼を受けても実際には具体的なSEO対策を行わず、結果としてホームページが「集患の武器」にならないという致命的な問題を引き起こします。

これだけは知っておきたい!放置型業者のゾッとする特徴(失敗事例)

放置型業者によくある特徴や失敗事例を見てみましょう。

  • Google Analyticsを入れていない
    • アクセスデータ(どこから、どれくらいの人が来ているか)が見えないため、効果測定や分析ができません。これではどうやってSEO対策を進めるのでしょうか?
  • Search Consoleを入れていない
    • どのような検索キーワードでサイトにアクセスがあったか分からないため、サイトがどのキーワードに強いのか把握できません。これはSEO対策を進める上でかなり「致命的」です。
  • 業者側から能動的な提案・ページ作成をしない
    • クリニックの先生方は医療行為や人事などで多忙なため、SEO関連の作業は後回しになりがちです。業者はその辺りをカバーし、「集患のためにこういうページを作りましょう」と積極的に提案・作成すべきですが、「言われないと動かない」業者が多いと指摘されています。これは業者にとっては非常に楽なやり方です。
  • 作業内容が不透明
    • SEOは「これをやれば絶対上がる」という確実な答えがあるものではなく、仮説に基づいて進める部分が大きいです。そのため、具体的に何をどうやっているのかが見えにくく、業者がごまかしやすい状況が生まれます。
  • 先生のSEO知識がないことを悪用している
    • 医師は専門分野では高い知識を持っていますが、SEOは全く異なる分野であり、専門用語も多いため理解が難しい場合があります。業者はその知識差を利用し、曖昧な説明で済ませてしまうことがあります。先生側も「どういう風に対策を進めるのか」をしっかり把握しようとすることが重要です。
  • 「成果が出るまで数ヶ月かかります」を言い訳にする
    • SEOで成果が出るまでに時間がかかるのは事実です。しかし、その言葉だけを盾に具体的な作業を見せないのは問題です。「数ヶ月かかる」ことに加え、「今、具体的にこういう作業(例:SEO対策のためにこのページを作りました)をしています」行動をセットで示してくれる業者が信頼できます。逆に「〇ヶ月で1位にしてみせます」のような断定的な言い方をする業者も怪しい可能性があります。
  • 具体的なキーワードを言わずに「検索上位を取りました」と主張する
    • 「検索上位を多数獲得しました」と報告するものの、どのようなキーワードで上位になったか言わないケースです。実際には、検索ボリュームが非常に少ない、集患には繋がりにくい「ロングテールキーワード」(例:「地域名 内科 胃腸炎 仕事復帰」のような極めて限定的なフレーズ)で上位を取っただけ、という場合があります。これは嘘ではありませんが、集患に繋がる「お金になるキーワード」なのか、どれだけの人がそれを調べているのか(検索ボリューム) といった重要な情報が隠されています。

これらの特徴を持つ業者は、「SEOをやっているように見せかけて何もしていない」、または「やったとしても集患に繋がらない意味のないことしかしていない」可能性が高いです。

なぜ先生方は騙されてしまうのか?

医師は高い知性と専門性を持つ職業ですが、「SEOで使う頭とは違う」といえます。

  • SEOは専門外の分野であり、特有の用語も多いため、そもそも言っている内容が理解しにくい。
  • ホームページ制作の知識がないと、さらに理解が難しい。
  • 専門分野は専門家に任せよう、という意識があるため、業者を信頼しきってしまう傾向。
  • 大手業者や実績のある業者だというだけで「大丈夫だろう」と信じてしまうバイアスがある。
  • 業者側の「喋りがうまい」営業トークに乗せられてしまう。

任せてもらえることは業者にとって嬉しいことですが、「任せきり」にしてしまうと、残念ながら騙されてしまうリスクが高まってしまいます。

これで失敗しない!信頼できるSEO業者の見分け方・質問リスト

では、先生のクリニックの集患を任せられる、信頼できるSEO業者をどう見分ければ良いのでしょうか? 特に重要だと強調されているチェックポイントと質問を紹介します。

打ち合わせの段階で・・・

「SEO対策として、どんなページを、どういう目的で作っていきますか?」

と具体的に質問してみましょう…。

良い業者は、クリニックの専門性、季節ごとの患者さんのニーズ、地域性などを考慮して、「〇月にはこういう症状の患者さんが増えるので、この症状に関する専門的なページを作成し、アクセスを集めて集患に繋げます」のように、具体的で論理的な回答をしてくれます…。

この質問をすることで、業者側はあなたがSEOについてある程度の知識を持っていると感じ、ごまかしにくくなります。曖昧な回答しかできない業者は要注意です。

SEOは「見えないところ」で行われる作業が多いからこそ、業者が定期的に何をしているか、どのような状況かを知ることが重要です。

「レポートの頻度はどれくらいですか?」

こちらも重要なチェックポイントです。

レポートを見ても内容が全ては理解できないかもしれませんが、最低限、「表示回数」が増えているかを確認しましょう。これはあなたのサイトがGoogle検索結果に表示された回数であり、これが伸びていれば、検索順位が上がってきている可能性が高いことを示唆します。

  • Webサイトの現状レベルを踏まえ、検索ボリュームや競合状況を調べた上で、攻略可能なキーワードを提案してくれるか。
  • いきなり難易度の高いキーワードばかりを狙うのではなく、段階的な戦略を提案できるか。
  • 質問や修正依頼に対する回答のスピードが早いか。

まとめ

クリニックのSEO対策は、単に業者に「丸投げ」するのではなく、「どのような戦略で、具体的に何をしてくれるのか」をしっかりと確認し、業者と密に連携することが非常に重要です。

「どんなページを、どういう目的で作るのか」、そして「定期的なレポート提出があるか」は、放置型業者を見抜くための有効なチェックポイントです。

「安さ」や表面的な言葉だけでなく、先生のクリニックの集患という目標を共有し、そのプロセスを誠実に見せてくれる信頼できるパートナーを見つけてください。騙されないためには、先生自身も最低限の知識を持ち、積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。

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この記事を書いた人

阿久津 裕士のアバター 阿久津 裕士 代表取締役社長

サムライマーケティング株式会社 代表取締役
・元製造業の営業マン
・独学でWeb制作からマーケティング学習し実践経験を積む
・完全紹介制でクリニック開業支援や集患問題を数々解決中
・寝る前にアクセスデータ見ることが趣味

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