【開業医必見】10万円でHP制作をするのはNGです!クリニックマーケティングの落とし穴を徹底解説

こんにちは、あくつです。

私は日々、数多くの開業医の先生方とお仕事をさせていただいていますが、その中で「あぁ、これは先生が業者に騙されてしまっているな……」と感じることが本当に多々あります。

特に、開業という人生の大きな節目において、情報が不足しているがゆえに、誤った選択をしてしまうケースが後を絶ちません。

その最たるものがホームページ(HP)制作です。

クリニックの開業時、HP制作会社をどう選べばいいのか、ぶっちゃけ分からないという先生がほとんどではないでしょうか。

私は実際、制作側の人間でもありますが、名だたる大手制作会社との相見積もりを何度も勝ち取ってきた自負があります。

なぜ私が選ばれ、そしてなぜ「安いだけのHP」がクリニックを滅ぼすのか。

その実力を踏まえ、今回は「クリニック開業時に選ぶべきHP業者の基準」について、業界の裏側まで含めて本音で解説していきます。

目次

格安HP制作をおすすめできない決定的な理由

クリニックを開業する際、先生方の頭を悩ませるのは「資金配分」ですよね。

医療機器や内装には数千万、数億とかかる一方で、HPのような広告宣伝費は「なるべく安く抑えたい」という心理が働くのは当然です。

大手の制作会社なら安心だろうと考える先生もいれば、逆に「10万円以下の格安業者」や「月額数千円のサブスク型フリーランス」に依頼しようとする先生もいます。

しかし、私はこうした「安すぎる業者」は絶対におすすめしません。

あくつさん、安くて見栄えがそこそこなら、まずは十分な気がしちゃいますが、何がそんなにダメなんですか? 最初は名刺代わりになればいいと思うのですが……。

代表:阿久津

そこが最大の落とし穴なんです。HPは単なる『名刺』ではありません。24時間休まずに働いてくれる『デジタル上のクリニックそのもの』であり、患者さんを呼ぶための最強の武器でなければならないからです。

安さには必ず、それ相応の理由があります。

格安HPでよくある失敗事例の筆頭は、サイト内の文字が多すぎることです。

これ、実は致命的なんです。最近の患者さんは、まずスマホで検索します。

スマホの小さな画面でHPを開いた時、トップページに文字がブワッと並んでいて、スクロールしてもスクロールしても文字ばかりだったらどう思うでしょうか?

結局、患者さんは「で、予約ボタンはどこ?」となって、1秒で離脱してしまいます。

今の時代、誰も長い文章なんて読みません。読まれないHPは、存在しないのと同じ。来院に繋がらないHPに10万円払うのは、ドブに現金を捨てるのと同じことなんです。

専門家が見る「失敗するホームページ」の共通点

格安業者が作るサイトには、文字量以外にも「医療機関として致命的な欠陥」が多々あります。

これらはマーケティング視点がないだけでなく、実務上のリスクも伴います。

問い合わせフォームとプライバシーポリシーの欠如

サイトの構成上、非常に大事な「問い合わせフォーム」と「プライバシーポリシー」が用意されていない、あるいは定型文を貼り付けただけのケースが驚くほど多いです。

代表:阿久津

これらは単なる『機能』の問題ではありません。私は、Googleがサイトを評価する際、これらが適切に設置されているかを非常に重要視していると考えています。
医療という極めて機密性の高い個人情報を扱う以上、『この情報は適切に管理します』と明記されたポリシーを設置することは、Googleに対して『このサイトは信頼に値する、ちゃんとしたサイトだね』と認識させるための最低限のマナーなんです。

これを怠っているサイトは、検索順位でも不利になり、結果的に患者さんの目に触れる機会を失います。

公開後の「Googleへの挨拶回り」を無視している

さらに深刻なのが、「HPは完成したけれど、1週間経っても検索結果に自分のクリニック名ですら出てこない」という失敗です。

えっ、名前で検索して出てこないなんてことがあるんですか? ネット上に公開したんですよね?

代表:阿久津

よくある話です。これは、サイトマップの送信やサーチコンソール、Googleアナリティクスの設定といった、公開後に必要なGoogleへの挨拶回りの手順を業者が踏んでいないことが原因です。
格安業者は『作る』まではしますが、その後の『見つけてもらうための設定』には興味がないんです。

安さだけで選ぶと、結局「形だけ作る」で終わってしまい、集患という本質を理解していない業者に当たってしまうリスクが極めて高い。

これが格安HPの正体です。

マーケティング思考の有無が「成果」を分ける

そもそも、なぜこうした失敗が起こるのでしょうか。

それは制作者にマーケティング思考、つまり「人間の心理を動かすロジック」があるかどうかです。

マーケティングのプロがHPを作る場合、単におしゃれなデザインを当てるのではなく、以下のような科学的・心理的な根拠に基づいて設計を行います。

13文字前後の法則

人間がパッと見て瞬時に、ストレスなく理解できる文字量は13文字前後と言われています。ニュースサイトのタイトルが短いのはこのためです。

これを無視して専門用語をダラダラ書くのは、患者さんを拒絶しているのと同じです。

右脳と左脳をハックするレイアウト

人間の視線は「F字」や「Z字」に動きます。また、右脳と左脳の働きを考え、「左にイメージ画像、右にテキスト」といった、脳が情報を処理しやすい構成にする必要があります。

格安業者は「なんとなく空いているスペース」に文字や画像を置くだけですが、プロは1ピクセル単位で意味を持たせて配置します。

「間違い電話」を防ぐ現場視点

大切なのは「制作後の運用」まで想像が及んでいるかどうかです。

代表:阿久津

例えば、内科を開業した先生の悩みで意外と多いのが、近隣の同名の歯科や整形外科への間違い電話です。
これを解決するために、電話番号の近くに大きく『当院は〇〇内科です』と書き、『お間違いのないようご注意ください』と一言添える。これだけで、受付スタッフの無駄な業務が劇的に減ります。

制作後の運用まで見据えた「引き出し」をいくつ持っているか。

そこが業者の実力であり、先生のクリニックの生産性に直結する部分なんです。

プロが教える「良い業者」を見極める4つのポイント

では、先生方は何を基準に業者を選べばいいのでしょうか。

私が考える、信頼できる業者の見極めポイントは以下の4つに集約されます。

ポイント
スマホファーストを「骨の髄まで」理解しているか

「PCで見ると綺麗ですね」という提案をしてくる業者は、その時点で二流です。

クリニック検索の8割〜9割はスマホです。スマホでの操作性、ボタンの押しやすさ、読み込み速度を最優先に語る業者を選んでください。

ポイント
集患の全体設計(導線)を提案できるか

HP単体で患者が降ってくるわけではありません。

リスティング広告、LINE公式、MEO(Googleマップ対策)、SEO。これらをどう組み合わせて、最終的にHPの予約ボタンまで誘導するのか。

その集患導線までセットで提案してくれるかどうかが分かれ目です。

ポイント
医療業界の「成功の勝ち筋」を知っているか

医療広告ガイドラインへの理解はもちろんですが、他院で「どのページが一番見られ、どの表現が予約に繋がったか」という具体的な実績を持っているかを確認してください。

ポイント
「回答の早さ」は責任感のパラメーター

あくつさん、回答の早さって、そんなに重要なんですか? 忙しいから遅れることもあると思うのですが……。

代表:阿久津

めちゃくちゃ重要です。私は簡易的な修正であれば、チャットをもらってから1分で直して返信することもあります。これ、自慢ではなくプロとしての姿勢なんです。
返信のスピード感はそのまま、先生のプロジェクトに対する責任感の表れです。目安として、平日の日中に24時間以上返信がないような業者は、いざという時に先生を守ってくれません。

仕事ができる人は、必ず「先回りした提案」をします。

問い合わせをした際に、「先生、ここでお悩みですよね。それならこういう解決策もできますよ」と、こちらの意図を1伝えて10汲み取ってくれる人。これが本物のパートナーです。

大手企業 vs フリーランス、結局どっちがいいの?

先生方が一番迷うのが、ここかもしれません。

結局、ブランド力のある大手と、小回りのきくフリーランス、どちらに依頼するのが正解なんでしょうか? 大手は高いけど安心感がありますよね?

代表:阿久津

ぶっちゃけて言えば、私は信頼できる、実力派のフリーランスを強くおすすめします。理由はシンプル。大手の担当者はあくまで『サラリーマン』だからです。

大手の会社は組織としての安心感はありますが、実際に手を動かすのは新人デザイナーだったり、土日は連絡がつかなかったり、異動で担当がいなくなったりします。

何より、先生のクリニックの成功よりも「社内のノルマ」を優先せざるを得ない立場にあります。

一方で、プロのフリーランスは自分の名前と顔で仕事をしています。一つの失敗が廃業に繋がるため、責任感が全く違います。夜間や土日でもスピード感を持って対応できるのは、やはり個人の強みです。

もちろん、先ほど挙げた見極めポイントをクリアしていることが前提ですが、プロのフリーランスとパートナーシップを組むのが、最も費用対効果が高い選択だと私は確信しています。

業者の実力を一瞬で見抜く「魔法の質問」

最後に、商談の席で目の前の業者が「本物」か「無知」かを見抜くための質問をお教えします。これを聞くだけで、相手のボロが出ます。

代表:阿久津

ぜひこう聞いてみてください。『SEO対策はどうやって進めていく予定ですか?』。これだけです。

この質問に対して、

  • 「今の時代、SEOは重要じゃないですよ」と切り捨てる
  • 「タグを適切に入れるので大丈夫です」と曖昧に答える

専門用語を並べて煙に巻こうとする業者は、避けたほうが賢明です。

本物の業者は、

  • 「地域の検索ボリュームをこう分析して……」
  • 「競合他院がこのキーワードで強いので、まずはこのニッチな症状から……」
  • 「サイトの表示速度をここまで高めて……」

と、先生が納得できる具体的な戦略を、分かりやすい言葉でその場で説明してくれます。

SEOは魔法ではありません。地道な施策とロジカルな思考の積み重ねです。それを説明できない業者は、HPを「武器」に育てる能力がないと判断していいでしょう。

終わりに:HPは完成してからが「本戦」です

ホームページは完成した瞬間がゴールではありません。テープカットをして終わり、ではないんです。

そこからが本当の戦いの始まりです。

HPを公開し、患者さんの反応を見ながら修正し、広告と連動させ、地域で一番のクリニックに育てていく。この長い道のりを、隣で並走してくれるパートナーが必要です。

10万円という目先の安さに釣られて、戦えない武器を買わないでください。先生の素晴らしい医療スキルを、正しく地域の方に届けるための投資を、ぜひ真剣に考えていただきたい。

この記事が、先生方のクリニック経営の第一歩を、正しい方向に導く助けになれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次