こんにちは、あくつです。
せっかく広告費をかけてWeb広告を運用しているのに、なかなか成果が出ない。そんな経験はありませんか。
実はその原因、広告の質そのものではなく、受け皿となるウェブサイト側にあることがほとんどです。
現場のリアルな視点からお話しすると、広告代理店時代に「ランディングページ(LP)やサイトが壊滅的な状態なのに、広告運用だけを任される」という案件を嫌というほど見てきました。
結論から言えば、広告運用とサイト制作を別の業者に分けるのは、集患においてもっとも避けるべき「NG施策」です。
今回はその真実を徹底的に解説します。

広告屋と制作者の決定的な意識のズレ
なぜ制作と運用を分けてはいけないのか。 その最大の理由は、両者の「ボタン一つに対する意識の違い」にあります。
制作を専門とする業者の多くは、「形をきれいに作ること」が目的になりがちです。
一方で、私のような広告を運用する人間の意識は、「いかにクリックさせ、その先の予約まで繋げるか」という一点に集中しています。
専門性が高いなら、分けた方がいい気もしますが…
代表:阿久津そこが落とし穴です。 広告屋はコンバージョン(成果)のためにすべての導線を設計しますが、制作者はあくまでデザインとしての完成度を求めます。 このズレが、成約率に致命的な差を生むんです。
例えば、予約ボタンのデザイン一つをとってもその差は明確です。 制作者が作るボタンは、単に「予約はこちら」とテキストが書かれているだけの、スッキリしたものであることが多いでしょう。
しかし、私はそこに「矢印(>)」を加えたり、電話ボタンなら左側に「受話器のマーク」を入れたりすることを徹底しています。
なぜなら、人間は文言を読み込む前に、直感的に「これは押せるものだ」「これは電話が繋がるものだ」と潜在意識で判断するからです。
こうした「マーケティング的思考」に基づく細かな足し算ができるかどうかが、集患の成否を分けるのです。


制作者のこだわりが集患の邪魔をする
本来、広告運用者と制作者が密に連携できればベストですが、実際には「制作者のプライド」という壁が立ちはだかることがあります。



せっかく作ったデザインを勝手に変えるな、という空気感ですね。 私はそのクリエイター精神も理解できますが、集患において優先されるべきは『使う側(患者さん)』の動きです。 自分のこだわりが患者さんの利便性を損なっているのであれば、それはプロの仕事として不十分だと言わざるを得ません。
ボタンの色を何にするか、ボタンの上下にどんな補足テキストを置くか。こうした改善案を伝える際、業者が分かれていると、相手の機嫌を損ねないように「空気を読む時間」が発生します。
広告費がリアルタイムで消化されている中で、このコミュニケーションコストはおろそかなほどもったいないのです。
サイト制作と運用が一人の人間、あるいは完全に意思疎通の取れたチームで完結していれば、この「ズレ」はゼロになります。
「この広告から来る人は、こういう悩みが深いから、サイトのここを強調しよう」という思考が瞬時に反映される体制こそが、もっとも効率的な集患を可能にします。


スピード感は「責任感」の証である
制作と広告が一体であるべきもう一つの大きな理由は、PDCA(改善)のスピード感です。
業者を分けていると、サイトの修正を依頼してから反映までに1週間かかる…なんてこともありますよね。



それは論外です。 広告は今この瞬間に動いており、クリックごとにお金が発生しています。 現場の熱量が逃げないうちに、高速で改善と検証を繰り返す。 これこそが集患の鉄則です。
私は「スピード感は責任感の証」だと確信しています。
一体型であれば、誰かに伝達する手間もなく、すぐにボタンの配置を変えたり、遷移先のページ内容を強化したりできます。
中間マージンのような「待ち時間」がないからこそ、獲得単価(CPA)を最小限に抑えながら、最大の成果を狙えるのです。


失敗しないパートナー選びのポイント
では、院長先生はどうやって業者を選べばいいのでしょうか。
ホームページ制作ができるのは、もはや当たり前のスキルです。 それだけでは武器になりません。 大事なのは、「そのページをどう育てて、集客・利益に繋げるか」を具体的かつロジカルに語れる人を選ぶことです。
具体的にどんなポイントを確認すればいいですか?



SEOや広告で実際にどれくらいの成果を上げてきたか、その実績を確認してください。 そして、リニューアルであっても新規制作であっても、事前のデータ分析を自ら買って出る人がいいですね。
私は依頼をいただく際、必ず現状のサイトがどんなキーワードで流入しているか、競合に比べてどこにチャンスがあるかを徹底的に調べます。
そのデータを基に「この流入キーワードを狙えるので、こういう戦略でいきましょう」と、根拠のある提案をすることを信条としています。
具体的には、以下の分析を日常的に行っているかを確認してください。
- アクセス解析(Googleアナリティクスなど)
- ヒートマップ分析(ユーザーの視線を可視化)
- コンバージョン分析(どこで予約に至ったか)
できる業者は、先生に言われなくても自らこれらの数字を見せて、具体策を提案したがるものです。
私の場合は、Zoomの画面共有で実際の解析画面をお見せしながら、裏付けのあるお話をすることを徹底しています。


スタッフの「私は広告をクリックしない」は本当か
クリニックのスタッフさんから、「私はGoogleの広告なんてクリックしません。 だから無駄じゃないですか」と言われることがよくあります。



その気持ちはよく分かります。 私も普段はあまり押しませんから。 でも、それは『元気なとき』の感覚なんですよ。 医療機関を探している人は、熱が出ていたり、強い痛みがあったりと、一刻も早く解決したい状態にあります。
そんな切羽詰まった状況の患者さんは、「スポンサー」と書かれた枠であっても、自分の悩みを解決してくれそうな魅力的なキャッチコピーが目に入れば、迷わずクリックします。
そして、実際に成果は確実に出るのです。


私は、そうした「今すぐ客」に刺さる言葉のノウハウ、いわゆるコピーライティングのテクニックを持っています。
自分たちがクリックするかどうかという主観を捨て、データに基づいた「クリックさせる術」を知っていることが、プロの広告運用の強みです。
結論:切り分けて改善できるパートナーを味方に
Web広告の成果を最大化させるために必要なのは、広告が悪いのか、それとも着地した先のサイト(ページ)が悪いのかを即座に切り分けて判断することです。


広告のクリック率は高いのに予約が入らないのであれば、サイトの構成やボタン配置を疑うべきです。逆に、そもそもクリックすらされないのであれば、広告のターゲティングや画像を見直す必要があります。



この切り分けを、セットで、かつスピード感を持って実行できる業者がベストです。 制作と広告を分断することなく、数字に責任を持って改善し続けられるパートナーを見つけてください。 それが、無駄な広告費を削り、クリニックの成長を加速させる唯一の道です。
もし今、あなたのクリニックで広告運用と制作が分かれているのであれば、一度その「スピード感」と「連携」を見直してみてください。
少しでも改善に時間がかかっているなら、それは大きな機会損失かもしれません。
このお話が、先生のクリニックの集患戦略の一助になれば幸いです。









