こんにちは、あくつです。
クリニック経営において、ホームページ(HP)は今や「24時間365日、休まず働く最強の営業マン」としての役割を担っています。
しかし、せっかく高い費用を払って業者と契約しているのに、思うように集患につながらないと頭を抱えている先生は非常に多いのが現実です。
「業者に指示したことしかやってくれない」「向こうからの提案が全くなくて、ただの管理費泥棒になっている気がする」
こうした不満の根源は、実は業者のスキルの問題だけではありません。
実は、先生自身の「業者の動かし方」や「質問の仕方」ひとつで、HPの戦闘力は劇的に、そして残酷なほどに変わります。
今回は、プロを最大限に活用し、クリニックの利益を最大化するための極意を、私、あくつが自身の主張として徹底的に解説します。

先生のこだわりが「成果」を殺している?デザインへの過干渉は禁物
多くの先生が陥りがちな罠、それは「細かすぎるデザイン指示」です。
実はこれが、HPの成果を著しく下げている最大の要因であることに気づいていない方が多すぎます。
よく見かける「もったいない進め方」は、先生がデザイナーになり代わって、サイトの細部まで指定してしまうケースです。
「このページの構成はこうして」「画像はここに配置して、テキストはこっちに」「この画像のサイズをあと数ミリ大きく」といった、いわば「素人の感覚」による配置指示です。
こだわりが強い先生や、ご自身の美学がある先生だと、つい細かく口を出したくなりそうですが、それはNGなのでしょうか?
代表:阿久津ハッキリ言いますが、大NGです。プロのWebデザイナーは、画像や動画の「黄金比(16:9など)」や、ユーザーがスマホで見た時の「視認性の高さ」、そして視線誘導の法則を計算し尽くして配置を決めています。
そこにデータに基づかない先生個人の好みが混ざると、全体のバランスが崩れるだけでなく、患者さんが情報を探しにくい、「成約率の低いサイト」に成り下がってしまうのです。
HPは先生の「自己表現の作品」ではありません。
あくまで「患者さんのための課題解決ツール」です。
先生が満足感を得られるかどうかよりも、アクセスした患者さんが「ここなら信頼できる」「今すぐ予約しよう」と迷いなく動いてくれるかどうかが全てなのです。
線の一本、色の濃淡一つにこだわりすぎて何度も修正を繰り返すと、やり取りに膨大な時間が溶けていきます。
その結果、本来最も注力すべき「どうやって新患を呼ぶか」という本質的な戦略が置き去りになってしまう。
これは経営判断として、非常に大きな損失と言わざるを得ません。


業者を「作業員」にするか「パートナー」にするか
プロの立場からすると、先生からの「こうしてほしい」という強すぎる、かつ断定的な指示は、時に大きな葛藤を生みます。
プロから見て「それは集客に逆効果だ」と思っても、なかなか先生には言いづらいものですか?



そうですね。多くの業者はトラブルやクレームを避けるために「イエッサー」と、先生の指示通りに直してしまいます 。たとえそれがコンバージョン(予約率)を落とすと確信していても、です。でも、これって診療に例えると非常に恐ろしいことだと思いませんか?
患者さんが診察室に入ってきて「ネットで調べたら私はこの病気だと思うので、この薬を10日分出してください」と、診断結果と処方箋を指定してくるようなものです。
そんな状態では、先生も適切な診断や治療ができませんよね?Webの世界も全く同じです。
私たちはユーザーの動きを分析するツールを駆使し、どこが見られていて、どこで離脱されているかという「裏側のデータ」を常に監視しています。
データに基づかない感覚的な修正指示は、まさに「誤診に基づいた処方箋」を出すようなもの。
言われた通りに直すだけの業者は、波風を立てずに契約を維持できるため、ある意味で「楽でサステナブル」な立場かもしれません。
しかし、私は成果を出したいし、先生のクリニックの数字を劇的に上げたい。
だからこそ、数字につながりそうにない修正指示が来たときには、あえて踏み込んで「なぜそのように思われたのですか?」と背景を深掘りするようにしています。
私は、言われた通りにする「作業員」ではなく、共に成長する「パートナー」でありたいのです。


令和の常識「PCで確認」は今すぐ卒業してください
HPのチェックをされる際、先生は何を使って確認していますか?
もし「診療の合間にPCの大きな画面で確認している」のであれば、その習慣は今すぐ、今日限りで改めてください。
今の時代、患者さんの8割から9割、診療科によってはほぼ全員がスマートフォンでサイトを見ています。
先生がPC画面で「ここをこうして」と指示を出しても、スマホで見ると文字が溢れていたり、ボタンが押しにくくなっていたりと、全く別の見え方になっていることが多々あります。



私は常に「スマホファースト」、もっと言えば「スマホオンリー」に近い感覚で見栄えを考えます。
患者さんが「痛い」「不安だ」と感じながら検索しているとき、PCを開く余裕なんてありません。
片手の親指一本で、いかにストレスなく、3秒以内に目的の予約ボタンまで辿り着けるか。このUX(ユーザーエクスペリエンス)の設計こそが、新患獲得の鍵を握っています。
PC画面での美しさにこだわる時間は、今の時代、優先順位が極めて低いと言わざるを得ません。


集客を最大化させる「魔法の質問」とコミュニケーション術
では、どのように業者に指示を出せば、プロの力を120%、200%と引き出せるのでしょうか?
それは「やり方」を指示するのではなく、「達成したい目的」を提示することです。
具体的に、どのような聞き方をすれば、業者の「提案スイッチ」が入るのでしょうか?



達成したい目的をストレートに伝えることです。
例えば、「来月は発熱外来の問い合わせを今の1.5倍に増やしたい」「自由診療のカウンセリング相談を月間20件獲得したい」といった、具体的で生々しい経営課題をそのままぶつけてください。
その上で、「その目的を達成するために、HPで改善できることはありますか? HP以外でもSNSや広告など、プロの視点で効果的な施策があれば全て教えてください」と聞く。
これが最強のコミュニケーションです。
目的さえ明確に伝えれば、プロ側は「それならこのページをLP風に改修しましょう」とか「このキーワードでリスティング広告を強化しましょう」といった、多角的な提案を出すことができます。
先生はその中から、投資対効果を考えて決断を下すだけでいいのです。
自分の意見がある時も、「自分はこう思うのですが、プロの視点ではどう見えますか?」と、あえて「正解」をプロに求める姿勢を持ってみてください。


「良きに計らえ(任せた)」が最強のブーストになる
私は広告運用も並行して行うため、数字へのこだわりは人一倍強いです。単に「かっこいいサイト」を作ることに興味はありません。
解析ツールやヒートマップを導入し、ユーザーがどこで迷い、どこで離脱したのかを執拗に追いかけ、一気通貫で改善まで回し続けます。



私のようなタイプは、先生から「良きにに計らえ(任せた)」と言ってもらえる時が、一番伸び伸びとパフォーマンスを発揮できます。プロに全権を委ねる、という勇気こそが、最大の成果への近道なのです。
プロに任せた結果、もし数字が上がらなければ「提案通りにしたのに、なぜ結果が出ていないのか?」と正当にプレッシャーをかけ、改善を促すことができます。
逆に、先生が細かく指示を出して失敗した場合、業者は「先生に言われた通りにやっただけですから」という最強の言い訳ができてしまいます。


指示を丸投げして放置するのではなく、「提案を信じて試す」。
これこそが、その業者が本当に実力のあるプロなのか、それとも単なる御用聞きの作業代行会社なのかを見極めるための、最も効率的なリトマス試験紙になります。
選ばれるクリニックには、選ばれるだけの「理由」がある
ユーザーが迷わず、ストレスなく自分の悩み(予約や悩み相談)を解決できるHP。これこそが、今の時代に「選ばれるクリニック」の絶対条件です。
私の本音を言えば、ただ「綺麗なサイトを作ってほしい」というデザイン性だけを求める先生とは、もしかしたら相性が良くないかもしれません。
私が最も情熱を注ぎ、テンションが上がるのは、「どうすればアクセスを予約に繋げられるか」、「どうすれば検索順位を上げ、競合を抜いて地域で圧倒的一番になれるか」を考え抜き、実際に数字として結果を出した瞬間です。
数字を泥臭く追い、検索順位を上げ、確実な患者さんを呼び込む。
この一連の戦略的な設計こそが、私の得意分野であり、先生のクリニックに提供できる唯一無二の価値です。


最後に
先生の「好み」で作るサイトではなく、「患者さんに選ばれるサイト」を一緒に作り上げましょう。その大きな一歩は、今日、先生の「指示の出し方」を変えることから始まります。
この記事の内容が少しでも参考になった方は、ぜひ次回の業者との打ち合わせで実践してみてください。
もっと具体的な改善案が知りたい、あるいは「うちのHPは今、患者さんからどう見えているのか?」というHP診断をしてほしいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。

