ウェブサイトを運営する目的は、単に検索順位を上げることだけではありません。
検索から始まった「ユーザーが目的を達成するまでの道のり(ユーザージャーニー)」を、いかに満足させ「コンバージョン(成果)」に繋げるかが重要です。
今回は、Google SearchチームによるYouTubeのポッドキャスト『Search Off the Record』の議論「A discussion of UX for SEO」をベースに、SEOとUX(ユーザーエクスペリエンス)をいかに融合させ、成果に結びつけるべきかを解説します。
SEO、UX、そしてCRO。その共通点とは?
サイトへの流入を増やす「SEO」。そして、流入したユーザーを顧客へ導く「CRO(コンバージョン率最適化)」。これらをつなぐ架け橋となるのが、UX(ユーザビリティ・ユーザー体験)です。
SEOで集客に成功しても、その先のUXが悪ければユーザーは離脱してしまいます。
真のSEOの目的は「アクセスを稼ぐこと」ではなく、「獲得したユーザーに価値を提供し、顧客へと変えること」にあります。

UXは「検索結果」からすでに始まっている
UXとは、サイト内だけの話ではありません。ユーザーがあなたのサービスと接点を持つあらゆる瞬間が含まれます。
- 検索結果での体験
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検索画面に表示されるタイトルや説明文(ディスクリプション)を目にした瞬間から、UXは始まっています。
- サイト内のインタラクション
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適切な位置へのボタン配置、ユーザーの感情に寄り添ったコンテンツ提供など、細かな配慮が優れたUXを実現します。

「見えない成果」を数値化する方法
ECサイトのように「購入」という明確なゴールがないページ(情報発信ブログなど)では、何をもって成功とすべきでしょうか。Googleは以下の指標をヒントとして挙げています。
- エンゲージメント指標
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「SNSシェア」や「リンクのコピー」のクリック数。これらはユーザーが「有益だ」と感じた強い証拠です。
- 役立ち度評価
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「この記事は役に立ちましたか?(はい/いいえ)」といったボタン。低評価の理由は「記事の質」なのか「製品への不満」なのかを分析する洞察力が求められます。

SEOとUXを両立させるための具体的ヒント
SEO対策が、時にユーザーの読みやすさを邪魔することがあります。これらを改善することで、検索順位を維持したまま成約率を高めることが可能です。
- キーワードの詰め込みをやめる
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不自然なキーワードを削除して読みやすくした結果、順位を落とさずにコンバージョン率だけが向上した事例もあります。
- 視覚的要素(画像・動画)の活用
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特に日本市場では、テキスト主体のページよりも画像やイラストが多いコンテンツが好まれる傾向にあります。
- 情報の見せ方を工夫する
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- カルーセル(スライド)
- 重要な情報が隠れてしまい、クリックされないリスクがあります。
- 折りたたみ式(FAQなど)
- ページをスッキリ見せるには有効ですが、最重要情報は隠さずに出しておくのが鉄則です。
- カルーセル(スライド)

UX改善の第一歩:ヒートマップで「行動」を可視化する
「どこを改善すればいいか分からない」という方にまずおすすめしたいのが、ヒートマップツールの活用です。
ヒートマップを使えば、ユーザーがページのどこを読み、どこでクリックし、どこで離脱したかが一目でわかります。
「読んでほしい場所がスルーされていないか?」「意図しない場所がクリックされていないか?」
具体的なデータに基づく改善こそが、最短で成果を出す近道です。

結論:サイトに必要なのは「おもてなし」の心
SEOとUXは切り離せない関係にあります。どれだけ検索順位が高くても、サイト内の体験が悪ければユーザーはすぐに去ってしまいます。
ユーザーが何を求め、どう動いているのかを可視化し、彼らのニーズに応える「おもてなし」の心でサイトを磨き続けること。それが、Webマーケティングにおいて長期的な成功を収めるための唯一の鍵となります。

WebサイトのUX改善やSEO対策でお悩みの方は、ぜひサムライマーケティングへご相談ください。サイトの課題を可視化し、成果につながる戦略をご提案します。

