クリニックマーケターへの質問集

目次

【戦略・数字編】実務能力をチェックする

新患獲得単価(CPA)の目標はどう設定すべきですか?

「診療科目や疾患によって変わる」と答えるのが正解です。

  • 風邪などの急性疾患
    • 2,000円〜2,500円程度が目安。
  • 慢性疾患や自由診療
    • 難易度が上がるため、最初は9,000円程度からスタートし、データを集めて5,000円〜8,000円を目指すのが現実的です。
  • ポイント
    • 単に「安ければ良い」ではなく、初診料と再診率(LTV)を考慮し、「何ヶ月で回収するか」という経営的視点があるかを確認しましょう。
Googleビジネスプロフィールで最も重視する指標は?

「経路案内」や「ウェブサイトへのクリック数」です。

  • 単なる「閲覧数(何回見られたか)」は、来院に直結しないケースも多々あります。
  • ルート検索や電話発信など、実際の来院行動に直結する数字にこだわっている業者は信頼できます。
他院と比較した際の、当院の強み(USP)をどう言語化しますか?

「具体的で、患者が比較しやすい項目」を挙げられるか。

  • 「優しい」「親身」といった抽象的な言葉は、スマホ画面で比較する患者には届きません。

ポイント: 「専門医の有無」「待ち時間の短さ」「駅から徒歩〇分」「特定疾患の症例数」など、患者がその場で決断できる「事実」を提案できるかが重要です。

 リスティング広告で「除外」すべきキーワードは?

「〇〇とは」などの情報収集層や、自院で対応できない治療名です。

  • 「求人」「年収」「バイト」などの採用目的のワードは当然として、病気について調べたいだけの人を細かく除外しているか。
  • ポイント: 「今すぐ受診したい人」に予算を集中させ、広告費の無駄打ちを防ぐ工夫があるかを確認します。
Web予約の完了率が低い場合、どこから改善しますか?

広告を増やす前に、まず「予約フォームの使い勝手(UI/UX)」を疑います。

  • 「質問項目が多すぎないか」「スマホで操作しにくいか」「予約完了までのボタンが分かりやすいか」など。
  • ポイント: 患者側の視点に立ち、「予約までの導線のストレス」を指摘できる担当者は優秀です。

【専門知識・リスク編】クリニック特有の知識を問う

医療広告ガイドラインで、HPに掲載NGな表現を3つ挙げてください。

「最新」「日本一(最高)」「キャンペーン価格(今なら無料)」など。

  • 医療広告には非常に厳しい制限があります。「絶対治る」といった誇大表現や、副作用を伏せたメリット訴求も禁止されています。
  • ポイント: これらを即答でき、「守りのマーケティング」ができるかがリスク管理の境目です。
自由診療の症例写真を載せるための「限定解除の4条件」とは?

以下の4項目をページ内に明記することです。

  1. 連絡先(電話番号・メール等)
  2. 費用(自由診療であることの明記)
  3. リスク・副作用
  4. 保険適用外であることの明記
  • ポイント: これを知らずに写真を載せている業者は、行政指導のリスクを招くため非常に危険です。
サイテーション(Web上の評判)を増やすために何をしますか?

医療ポータルサイトへの掲載や、外部サイトでの言及を狙います。

  • MEO対策において、「このエリアの有力なクリニック」としてWeb上でリンクや言及を増やすことは不可欠です。
  • ポイント: 自社サイト内だけでなく、「Web上の第三者評価」をどう作るかの引き出しを確認します。
公式LINEでブロックされないための工夫は?

「患者にとってメリットのある情報」を適切な頻度でセグメント配信することです。

  • 毎日のお知らせ配信は逆効果です。「花粉症予報」や「ワクチンの予約空き状況」など。
  • ポイント: 「自分に関係がある」と思わせる情報を、必要な人にだけ届ける視点があるかを確認しましょう。
リピート率(再診率)を上げるためにWebでできることは?

診察後のアフターフォローや、定期検診のプッシュ通知です。

  • Web問診による満足度向上や、LINEを活用した受診後のケア、CRM(顧客関係管理)の発想があるか。
  • ポイント: 新患を集めるだけでなく、「一度来た患者さんを離さない」ためのデジタル活用を提案できるかが重要です。

良い業者を見極めるヒント

優秀な担当者は、これらの質問に対して「診療科目やエリアの状況によりますが……」と、まず前提を確認した上で、具体的な数字や事例を出し始めます。

逆に、どんなクリニックにも当てはまるようなテンプレート回答しかできない業者には注意が必要です。この10の質問を、ぜひこれからの面談や打ち合わせで、強力な「見極めツール」として活用してみてください。

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この記事を書いた人

阿久津 裕士のアバター 阿久津 裕士 代表取締役社長

サムライマーケティング株式会社 代表取締役
・元製造業の営業マン
・独学でWeb制作からマーケティング学習し実践経験を積む
・完全紹介制でクリニック開業支援や集患問題を数々解決中
・寝る前にアクセスデータ見ることが趣味

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