こんにちは。あくつです。
今日は少し踏み込んだ話をさせていただきます。
よく「仕事を断ることってあるんですか?」という質問をいただきますが、結論から言うと、私はかなりはっきりとお断りしています。
せっかくのご縁を断るのは、ビジネスマンとして勇気がいることかもしれません。しかし、私には「顧客を勝たせる」という譲れない信念があります。
私が断る時は、私が担当しても「その先生を勝たせられない」と確信した時です。
今回は、私がなぜ仕事を選びどのような基準でお断りしているのか。その裏側にある集患の本質について、私の主張をしっかりとお伝えします。
デザインに執着するサイトは、なぜ「売れない」のか
私が最もお断りする可能性が高いパターン。それは、デザインの細部に過度なこだわりを持つケースです。
もちろん、見た目がきれいであるに越したことはありませんが、ウェブサイトの真の目的は「集患」であり、院長先生の「作品作り」ではないからです。
サイトの構成、写真のサイズ、線の太さ、丸みの角度。こういったデザインの細部に対して、ミリ単位の指示が延々と続く場合、私は「これは私の仕事ではない」と判断します。
なぜなら、私の強みはデザインを追求することではなく、「お金が降ってくる仕組み」を作ることだからです。
でも、スタートの時は『患者さんを呼びたい』という目標で一致しているんですよね?
代表:阿久津そうなんです。最初はみんな『集患したい』と言うんです。でも、制作が進むにつれて、いつの間にか目的が『自分好みのサイトを作ること』にすり替わってしまう先生がいます。
修正依頼があまりにデザインの細部に偏ってきたら、私ははっきり言います。『先生、目的を忘れていませんか?』と。
それでもデザイン性を最優先し、私のマーケティング的な判断を無視される場合は、すでにお支払いいただいた着手金もすべて返金して、その場でお断りするようにしています。
これは誠意の形です。デザイン集を作りたいのであれば、私よりも優れたデザイナーは他にたくさんいます。私は、サイトを公開した後に数字が上がっていくことに喜びを感じるタイプなのです。


判断するのは「先生」ではなく「ユーザー」である
なぜ、先生の好みに合わせることが「失敗」に繋がるのか。
それは、サイトを評価する本当の主役が誰であるかを見失っているからです。私たちが「これがいいだろう」と思っても、結局最後に判断を下すのはアクセスしてくるユーザー(患者さん)です。
線の太さを1ピクセル変えたところで、患者さんの予約率が上がるでしょうか?
答えはノーです。大切なのは、ユーザーがサイト内でどういう動きをしているかをデータで見ながら、柔軟に変化していくことです。
「このボタンの色の方がクリックされやすい」「この文言の方が心に響く」といったデータを元にした改善こそが、ウェブサイトを「生きた資産」にします。
自分の好みという主観を捨て、患者さんが何を求めているかという客観的視点に立てない場合、どれだけ時間と予算をかけても集患の成果は期待できません。
私は、成果の出ない仕事に自分のリソースを使いたくないのです。
リソースの「負債化」を防ぐための経営判断
自分の売上のことだけを考えれば、どんな依頼でも引き受けてしまった方が楽かもしれません。しかし、私はあえて「断る」という選択をします。そこには経営者としてのシビアな計算があります。
デザインに執着する先生の案件を引き受けると、本来集患に使うべきリソースが、無限に続くデザイン修正に奪われてしまいます。
デザイン作品を求められると、連絡の回数も信じられないほど増えます。集患に全く役立たないやり取りに時間を取られるのは、私にとって、そして既存のクライアントにとっても大きな損失です。
あくつさんのリソースが削られることが、他のお客さまへの影響に繋がるということですか?



その通りです。私には、現在進行形で信頼して任せてくれているクライアントがいます。その先生たちのサイトを強化するための時間を、目的のズレた修正作業に充てることはできません。
これは、金額以外の見えない価値を削る、まさに負債のような状態です。
私は、方向性が合うお客さまに全力で向き合いたい。だからこそ、お断りすべき案件を早めに見極めることは、既存のクライアントへの信頼を守る行為でもあるのです。


できないことは「できない」と言う誠実さ
これまでは「方向性の違い」によるお断りでしたが、もう一つ、別の理由でお断りをしたケースがあります。それは、自分の「技術不足」に直面した時です。
過去に一度だけ、保留にしてもらったパターンがあります。
「どうしてもこれをサイト上で実装したい」という、当時の私の技術では完璧な形にするのが難しかった高度なご依頼です。
私は「言われないからいいや」という放置は、プロとして絶対にやってはいけないことだと考えています。
そのまま諦めるのではなく、保留にしたんですね。



私は諦めが悪いので、その課題をずっと頭の隅に置きながら、解決できる方法を模索し続けました。
エンジニアの交流会に参加し続け、ついに『ソースコードが頭の中に浮かびます』と言う天才的なエンジニアと出会えたんです。そのエンジニアさんへの報酬は、先生からいただくのではなく、私の自腹で支払いました。
結局、先生を1年も待たせてしまったのですが、無事に実装を完了させることができました。
1年越しに約束を果たした時、先生はとても喜んでくださり、結果的に広告予算も引き上げてくださいました。
できないことを「できる」と言って適当に済ませるのではなく、泥臭く方法を探し続ける。この姿勢こそが、最後には信頼関係として返ってくると信じています。


仕事を楽しむための「収益性」と「ノウハウ」
私は、すべての仕事を全力で楽しみたいと思っています。そのためには、単なる労働の切り売りではない、プラスアルファの価値を見出す必要があります。
仕事を受ける際、私は収益性も考えますが、それは単発の報酬額のことだけではありません。
「この案件で得られるノウハウは、他のクリニックでも応用できるか?」「この経験が、私の強みをさらにアップデートしてくれるか?」
そういった視点で、条件を判断することがあります。
ノウハウの横展開ですね。それが結果的に、多くの先生を救うことに繋がると。



そうですね。『どうすれば患者さんが来るのか』というパズルを解くような感覚が、私はたまらなく好きなんです。
だからこそ、自分の価値観に合わない、集患を二の次にする案件は、きっぱりとお断りしています。もし、私が力になれないと判断した場合は、別の適したデザイナーさんを紹介することもあります。
せっかくのご縁を無下にせず、その先生にとって最善の方法を提案する。それも一つの誠意の形だと思っています。


私が「高品質」という言葉を使わない理由
制作業界ではよく「高品質なサイトを作ります」という言葉が飛び交います。しかし、私はこの言葉を使いません。なぜなら、定義があまりにも曖昧だからです。
見た目がきれいなことなのか、コードが美しいことなのか、それとも動きが滑らかなことなのか。そんなふわふわした言葉に価値はありません。
私が追っているのは、あくまで「数字」です。アクセス数がどれだけ増えたか、予約ボタンが何回クリックされたか。
数字という共通言語であれば、先生と私の間でズレが生じることはありません。
『高品質』という表現は使わず、徹底的に数字にこだわるんですね。



そうです。きれいな作品を作って満足したい人は、そっちの世界でやってください。私は、数字を追い続け、改善し続け、結果を出す側の人間です。それが先生の利益に直結すると確信しているからです。


結論:あくつと相性がいいのは「勝つ覚悟」がある先生
最後に、私が「ぜひご一緒したい」と思う先生の条件をお伝えします。
それは、「自分好みではなく、患者さん目線で考えられる」先生です。
「集患のプロに任せるから、細かい領域には口を出さない。その代わり、結果を出してくれ」そう仰ってくださる先生とは、最高の結果を出すことができます。
もちろん、医療としての譲れないポリシーや意見はどんどん出していただきたいですが、最終的な判断を、プロである私に預けてくださる信頼関係があれば、サイトは最強の武器になります。
ウェブサイトは、単なる受け皿ではありません。ホームページがなければ、別の集患装置を用意すればいい。それぐらいの柔軟な思考で、とにかく「数字を上げたい、勝ちたい」という情熱のある先生。そんな方と、私は一緒に戦いたいと思っています。
私は、先生にお金が降ってくるサイトを作るために、今日も実力と説得力を磨き続けています。
この記事を読んで、「あ、自分と相性が良さそうだ」と感じた先生。ぜひ、一緒に「勝てるサイト」を作りましょう。









